仕事をうまく進めるには正しい言葉遣いが重要です。日本語には様々な表現がありますが、その時の状況に適した表現をすることで、相手の気分を損ねることなく、仕事でも潤滑なコミュニケーションができるようになります。
仕事をうまく進めるためには、言葉のマナーを覚えて正しく使えるようにしましょう。中でも敬語表現は日本語のマナーとして基本的なものであるだけでなく、仕事を円滑に進めるのにも役立ちます。また、ビジネス枕詞(まくらことば)をうまく使うことで、言葉に柔らかい印象を持たせることができます。
間違った日本語を使わないように注意しましょう。自分自身では正しい敬語を使っているつもりでも、それが間違っている場合もあります。例えば「とんでもございません」は、日本語として正しくない言葉です。「とんでもないことでございます」が正しい表現です。丁寧な表現で言いたいがあまりに、間違った言葉になってしまうことがあります。また目上の人に向かって「ご苦労様です」というのは間違いです。「お疲れ様です」というのが目上の人に対する正しい言葉遣いです。「ご苦労様です」という言葉は目下の立場にある人に向けて使うことばです。
敬語を使う際は、二重敬語に注意しましょう。二重敬語とは、「ご覧になられる」のように、「ご覧になる」と「~られる」という2つの敬語が1語に対して使われている、誤った敬語のことです。「ご覧になる」が正しい用法です。必要以上に敬語を重ねるとかえって聞き苦しくなる原因となります。日頃から敬語を使うトレーニングをしておきましょう。
ビジネス枕詞(まくらことば)を取り入れることも仕事をうまく進めるためには重要になります。ビジネス枕詞とは、いきなり本題に入る前に語調を柔らかくするために置く言葉のことです。例えば、相手に何か依頼するときに「お忙しいと思いますが」や「大変恐縮ですが」という言葉を置くことで、柔らかい印象で内容を伝えることができます。そうすることで、相手も快く引き受けてくれる可能性が高まります。
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