転職の際に就業先から聞かれる代表的な質問内容は、前職の退職理由や就業先への疑問点などです。派遣社員の転職の場合、就業前に面接を行うことは法律で禁じられています。その代わり、派遣会社の担当者の立ち会いのもと、就業先と派遣社員が情報交換を行う「顔合わせ」と呼ばれるものがあります。正社員の面接ほど堅苦しいものではありません。
顔合わせは、次のような流れで進んでいくのが一般的になります。
1.就業先の人事担当者や業務責任者から業務内容の詳細な説明
2.派遣社員が自身の職歴やOAスキルを紹介
3.就業先、派遣社員双方の質疑応答
4.執務スペースや就業先の設備見学 ※セキュリティ上問題がない場合のみ
顔合わせで自己紹介を促された場合、自身の氏名と職務経緯歴を紹介しましょう。仕事に無関係の趣味や特技などの説明は基本的に不要です。あくまでも仕事に関する自己紹介のみで問題ありません。就業先のスキルにマッチする部分を簡潔にアピールできるとよいでしょう。
顔合わせでは、前職の退職理由を聞かれる場合があります。質問の目的として、組織への適応力、ストレス耐性などを就業先が知りたいといった理由が挙げられます。人間関係に失敗したことや前職の環境を否定するような発言は避けましょう。これらの発言によって就業先に悪い印象を与えてしまうこともあります。退職理由は、将来を見越した前向きな内容を答えるとよいでしょう。会社によっては退職理由を聞かれないケースもあります。その場合はあえて伝える必要はありません。
顔合わせの最後に、就業先の人事担当者から「不明な点はありますか?」と聞かれるケースがあります。この場合は「ありません」と答えるよりは質問をしたほうが、意欲的な印象を与えることができます。ただ、すでに説明されたことや、給与や休暇に関することを質問すると、マイナスイメージを持たれてしまうことになりかねません。質問する内容に迷った場合は、派遣会社の担当者に相談して事前に質問内容を準備しておくとよいでしょう。
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