秘書になるために、何か特別な資格を持っている必要はありません。資格がなくても秘書になることはできます。ただ、実際に秘書として採用されようと思うとき、選考のなかで自分に秘書の業務に必要なスキルがあることをアピールする必要があります。そのような場合に秘書に関連する資格が役に立つのです。秘書のスキルを証明する資格には、秘書検定や国際秘書検定などが挙げられます。これから秘書を目指す方は、秘書スキルがあることを示すためにも資格を持っておくことをおすすめします。
秘書に関連する資格として有名なのが、公益財団法人実務技能検定協会が主催している「秘書検定」です。難易度別に1級、準1級、2級、3級と分かれており、それぞれ理論と実技の領域に分かれ、筆記試験形式で行われます。1級と準1級については、筆記試験合格後に2次試験(面接試験)があります。「秘書検定」では、秘書に必要とされるスキルが、「必要とされる資質」、「職務知識」、「一般知識」、「マナー・接遇」、「技能」の5つに分けられて出題されます。
「国際秘書(CBS)検定」も秘書を目指すうえで大きな武器になり得る資格です。「国際秘書(CBS)検定試験」は、一般社団法人日本秘書協会が実施している検定です。日本語と英語の両方を使いこなし、実務処理能力、人間性ともに優れた人材育成を目的としています。「国際秘書(CBS)検定」には、「準CBS資格」と「CBS資格」の2種類があり、「CBS資格」は「準CBS資格」を合格しなければ受験することができません。秘書業務だけでなく、英語力も試されるので、外資系企業や海外取引が多い企業にアピールするにはおすすめの資格です。
「秘書検定」と「国際秘書(CBS)検定」の他にも、秘書に求められるスキルをアピールする資格はあります。実務面のアピールであれば、公益財団法人実務技能検定協会が行っている「ビジネス文書検定」や「ビジネス実務マナー検定」などがあります。秘書業務には、事務処理能力やビジネスマナーは不可欠なため、ビジネスで役立つスキルをアピールできる資格を所持していると強みになります。
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