人事で活躍できる資格として有名なものは、社会保険労務士や衛生管理者の資格になります。これらの資格は一般的に人事が行う仕事に関わる専門知識を証明するものです。また、人事の中でも担当する業務によっては、中小企業診断士も役立つ資格になります。
社会保険労務士は、社会保険労務士法に基づく国家資格で、社会保険や雇用保険など労務全般の専門知識を持っていることの証明となる資格です。資格取得のための準備のなかで、労務関する専門的な知識を身に付けることができるため、実務での活躍につなげられます。また、社会保険労務士の資格を保有していることで、転職の際にもアピールとなります。ただし、社会保険労務士試験を受験するためには、受験資格があります。受験するためには、学歴・実務経験・厚生労働大臣の認めた国家試験合格という3つの条件のうちいずれかを満たす必要があります。社会保険労務士の受験を考える際は、自分が条件を満たしているかを確認しておきましょう。
衛生管理者は、労働環境の安全衛生に関わる専門知識を証明する資格になります。職場の設備や作業工程などで、健康被害を出す恐れが無いかを確認するのが主な業務です。場合によっては健康被害防止の措置を行います。労働安全衛生法によって、企業規模に応じた人数の衛生管理者を置くことが定められているため、企業にとっては必要不可欠な人材です。衛生管理者は、人事や総務に所属している人が兼務している会社が多いため、この資格を取得していれば人事で活躍できる可能性が高くなります。
中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断・助言を行う専門家であることを証明する国家資格です。人事の業務は幅広く、業務によっては経営と密接に関わる分野があります。そのため、中小企業診断士を取得する中で身に付けた経営に関する知識は、人事でも役に立つケースがあるのです。
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