20代30代の若い世代で、派遣社員という働き方を選択する人が増えています。
コロナ禍の影響もあり、働く場所や期間、勤務時間を重要視する人が多くなっているのも理由の一つ。
ここでは、20代の若い世代が「派遣社員」を選ぶポイントやメリットをご紹介します。
派遣社員という働き方
そもそも「派遣社員」という働き方はご存じですか？
正社員と派遣社員で何が違うのかと言うと、まずは雇用主が異なります。
正社員の雇用主は契約している勤め先の企業。一方派遣社員の雇用主は、契約している派遣会社になるので、お給料は派遣会社から支払われることになります。
福利厚生も派遣会社の規定に沿って受けられます。
同一労働同一賃金の制度により、雇用形態による格差が以前より少なくなり、正社員と同じレベルの待遇が受けられるようになりました。
また、派遣社員は2～3ヵ月のスパンで契約更新があります。
職場環境や仕事内容でどうしても続けることが難しい場合は、派遣元の営業担当に相談し契約を更新しない選択も可能です。
長期派遣の場合は、平成27年の派遣法改正により同じ職場での就業が最大3年間となっています。
20代の若い世代が派遣社員を選ぶ理由とは
日本人材派遣協会が行ったアンケートによると、派遣社員として働いている人の中で約33%が20代～30代の若年層という結果が出ています。
少し前だと、正社員で働けないから派遣社員として働くというスタイルが主流でしたが、昨今はワークライフバランスを重視する方が多く若い世代からも人気の働き方となっています。
それを裏付けるアンケート結果が。
同じく日本人材派遣協会が行ったアンケートによると、派遣社員として働く理由の第一位は「働く時間や時間帯を選べる」で回答者の中の約42％を占めています。
プライベートの時間を大切にする若い世代には、ぴったりな働き方なのかもしれません。
派遣社員として働きながらキャリアUPを目指す方も
派遣会社の多くがビジネスマナー講座やパソコン講座など、スキルアップの為の研修制度を設けています。
派遣社員として希望の業種や職種で経験を積みながら、空いた時間でスキルアップの為の勉強ができるのが、派遣社員として働くメリットのひとつ。
将来を見据えて、20代から派遣社員を選ぶ方も多いのは納得ですね。
まとめ
派遣社員で働くのはメリットだけではありません。
就業期間が3年満期であったり、長い目で見ると正社員に比べてお給料が上がりにくいという面も。
派遣社員として働き、プライベートを充実させながらスキルを磨き、ゆくゆくは正社員にと考えている方も多いそう。
将来のキャリアや目標を明確にし、そこに向かう為の最適な働き方を選べるといいですね。
参考：（社）日本人材派遣協会「派遣社員ＷＥＢアンケート調査結果2020年度」
何を大事にしたいのか、将来自分がどうなりたいのか？
きちんと考えてから選べるといいですね♪
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